2022年01月27日
集約チョッキ(弾納ベスト) その2
前回の記事で散々こきおろした集約チョッキですが、
捨てるに忍びなく、少しでもまともに使えるように改良してみましたのでご紹介します。
<ファステックスの交換>
元々のファステックスがかなりフニャフニャな上に押しピン跡も凄く、何故か遊びがあり締めても動くというかなり情けない出来だったため、全て交換しました。
物はAmazonで購入した中国製の安価なものでしたが、遊びも少なくカッチリとした出来で好感触です。
色は迷いましたがODとしました。タンカラーでも良かったかも。
散々言及したポーチのファステックスは雌雄を交換。
ストラップの長さを調整して、ファステックスが蓋の上に載るようにしました。
たったこれだけでポーチを閉じるときに雌側がどこかに行ってしまうという事態を避けることができます。
<ベルクロの追加>
とはいえファステックスのみでは素早くポーチを閉じることは難しいため、ベルクロも取付けました。
このベルクロ+ファステックスの併用スタイルは、SOEベスト等様々なギアで見られますが、
ベルクロが劣化してもファステックスで止められるという安心感が大きく、大変気に入っております。
音が気になるときはベルクロに何か噛ませて無効にしたり、色々使い道の幅もありますし。
<ゴムバンドの張り直し>
最悪だったビンビンの脱落防止ゴムバンドは
全て取り外し、再度調達したものを縫いなおしました。
弾倉3本で緩く締まる程度に調整しています。
改良前と比べると弾倉がスルリと出し入れ出来るようになり、大変快適になりました。
少しテンションがかかりますが、弾倉を4本入れても苦になりません。
なぜゴムバンドをわざわざ付け直したかについて・・・
集約チョッキのゴムバンドは
・ポーチの口を窄めること
・ポーチ内で弾倉が暴れないよう固定すること
この2点の役割を果たしています。
弾倉を3本入れている写真を見るとわかりますが、ポーチの縁が弛んでおり布が余っていることが分かると思います。
このためゴムバンド無しで蓋を閉めようとすると、ポーチの口が一方に寄ってしまい、蓋の端からはみ出してしまいます。
加えて弾倉がポーチの中で暴れてしまうので、はみ出したポーチの口から弾倉が脱落しやすいのです。
以上色々考慮した結果、再度ゴムバンドを採用することに決しました。
取付高さを少し上げて、口を窄めやすく・弾倉を入れやすくなるように改良しています。
また、ベルクロ面が弛むことが無いよう、正面にも縫い付けて固定しました。
お陰でこの通り、スッと蓋を閉めることができるようになりました。
実は下の雄ファステックスが少し邪魔なのですが・・・ここは180度フリーにしても良かったかも・・・
まあ、手で払えばいいのでよしとします。
<パラコード追加>
背面は調整用のパラコードを差し込んだだけ。
だいぶ長くしたけど、防弾チョッキの上から着る際に問題ない程度の長さまで調節しようと思います。
以上、長々と書きましたが
ベルクロを縫い付けるだけでもかなり使いやすくなると思います。
集約チョッキをまともに使いたい!という奇特な方が万一いらっしゃいましたら、是非参考にして下さい。
(そんな人は余程いないと思いますが・・・CONDORあたりの適当なチェストリグ買った方が30倍いいと思います)
次回は実戦投入・試験運用した結果を報告します。