2023年10月06日

S&T HK416Cのロアレシーバー交換


散々いじくり回している、S&TのHK416Cです。

米軍特殊部隊ではHK416の導入にあたり、当初アッパーのみが支給されたらしく、M4A1カービンのロアーに取り付けて使っている例があるそうです。
それは面白いということで、(これはHK416Cだけど)ロアーのみM4のものに交換してみることにしました。


ということで早速、同じS&TのM4ロアーを購入しました。
樹脂製ですがかなりガッチリしており、刻印もしっかり入っています。レーザー刻印かと思っていましたがこれは嬉しい。



同社製ということもあってか?簡単にポン付けすることができました。

HK416のロアーとはマガジンハウジングの角度が異なり、旧型PMAGやマルイのドラムマガジンも使えるようになります。
自分はM4の角度の方が好みかなー。グリップもM4のものにして官給感アップしてみました。

今回はHK416Cを使ったので架空銃みたいな感じになってしまいましたが、HK416Dの方を使って再現してみるのも楽しいと思います。
最初から組まれた状態でS&Tから出たら案外売れるかもしれないですね~(妄想)  

Posted by すけべプラモ at 18:30Comments(0)S&T HK416C

2023年09月24日

ナム戦装備解説②:衣服

ベトナム戦争と言っても範囲は広いのですが、
今回はよく映像作品などで取り上げられる、米軍本格介入(1965年)以降に絞って話をしようと思います。

<ユーティリティユニフォーム>
介入当初着用されていたのは、陸・海兵ともにユーティリティユニフォーム(以下ユーティリティ)です。

シャツをパンツの中にインするタイプの服です。
初期型と後期型がありまして、胸ポケットの形状が初期型は四角に近い六角形、後期型は五角形になっているので判別できます。(写真は初期型)
パンツは初期型がボタン止め、後期型がジッパーになっています。

<ジャングルファティーグ>
ユーティリティはベトナム撤退後も長く使われましたが、戦闘服としては暑いベトナムには合わなかったようです。
そこで熱帯戦闘服(Tropical Combat Uniform=TCU)が開発されます。これが所謂ジャングルファティーグと呼ばれるものです。

胸ポケットが斜めについているのがジャングルファティーグの特徴で、他の戦闘服と容易に区別できます。
(BDUと似ているとか言われますがよく見ると全然似てない)

ジャングルファティーグは4世代に渡る仕様変更がありました。
1stから始まり
2ndでポケットのボタンが隠しボタンになり
3rdで肩のループ(エポレット)が廃止され
4thでリップストップ生地になりました。

つまり各々の特徴としては
1st:ボタンが露出している
2st:隠しボタン&エポレット付
3rd:隠しボタン&エポレット無し&ノンリップ生地
4th:隠しボタン&エポレット無し&リップストップ生地
という感じなので、この点を頭に入れておくと判別できます。


↑1st ボタンが露出している


↑2nd 隠しボタン&エポレット付


↑4th 隠しボタン&エポレット無し&リップストップ生地

・・・といっても、3rdと4thの違いは生地のみなので遠くから見ると見分けがつきませんね。
2ndも装備を着てるとエポレットが隠れてしまうので分かりにくいです。

<ERDL迷彩>
ジャングルファティーグには迷彩柄の物が存在しましてこれが所謂ERDLパターンと呼ばれるものです。
ファティーグの形状は3rdもしくは4th仕様です。(ERDLの採用が60年代末なので、その頃には1st、2ndは旧式になっていた)
更に色合いでグリーンリーフ、ブラウンリーフの2種類に分けられます。
前者はライムグリーンが、後者はカーキ色が入っているので容易に区別できます。

↑グリーンリーフの4thファティーグ


↑ブラウンリーフ
注:ブラウンリーフのファティーグを所持していないため、ベトナム戦後採用の所謂「LCリーフ」の写真になっています。ナム戦装備ではありませんので注意

このグリーン・ブラウンというのはあくまでマニア区分で、生産や支給の際に特に区別されていたわけではないようです。したがって、グリーンとブラウンの生地が混ざって縫製されたキメラみたいなファティーグも存在します。

<おすすめレプリカ>
ユーティリティとジャングルファティーグについては、中田商店で販売しているセスラーブランドのものが入手性も良く出来もいいのでおすすめです。
(他ショップやアリエクでも似たようなのが売ってますが価格を見る限り同じやつかも、誰か買ってみてください)
中田商店の分類は
初期型=1st
中期型=2nd
後期型=4th
になっています。残念ながら3rdがありません・・・。
一度雑に洗濯するとしわしわになっていい感じになるのでおすすめです。

ERDL柄ジャングルファティーグのレプリカは、ドラゴン製の物が高額ですが大変出来が良いです。
セスラーからも出ていますが最近のロットは色がどぎつくて変なんですよね…。


<結局どれを着ればよいのか>
何の・どの年代のコスプレをしたいのかにもよりますが、
陸軍の一般部隊でジャングルファティーグを着たいのであればOD単色の2nd以降が無難だと思います。1stの着用例は少ないです(なくはない)
よく分かんねえ!という人はとりあえずセスラーの中期型か後期型を買っとけば良いと思います。
なお後期型(4th)はリップストップ生地ですぐ乾くのでサバゲーでも便利です。

ERDLについては、特殊部隊や75レンジャー等の斥候部隊が優先されたようで、陸軍の通常部隊が着用している例はあまり見られません。一方で海兵隊は結構着ていたりします。

<タイガーストライプは??>
ナム戦時のタイガーストライプに関しては自分も詳しくなく、奥が深すぎるので踏み入った解説はしないでおきます。
簡単に自分の知っていることだけ別記事でそのうち纏めたいと思います。

<余談>

ERDLのファティーグは映画:戦国自衛隊(1979年)で千葉真一も着ています。
70年代末~80年代はナム戦装備の放出量がエグかったらしく、色々な映像作品でファティーグやERDLを見ることができます。みんなも探してみよう。



ご意見・ご感想はコメント欄にどうぞ。  

Posted by すけべプラモ at 09:07Comments(0)装備解説(ナム戦米軍)

2023年09月17日

Bowmanヘッドセットレプリカのゴム交換

英軍などでよく使われているBowmanというヘッドセットがあります。


ベレー帽やバンダナにも組み合わせができてかっこいいので、自分もZ-TAC製のレプリカを買って使っていました。



購入から7年。久々に着けたくなって棚から出したら、ゴム紐がびろ~~~~んと伸びきっていて
使い物にならなくなっていました・・・。

改めて見ると、ゴム紐と言ってもペラペラで、まるでランジェリー下着の如くスケスケです。

光にかざすと普通に透けます。凄いな。

Z-TACのBowman自体そこまで高いものではないのですが(3000円くらい)、
捨ててしまうのはなんだかもったいないのでゴム紐だけ交換することにしました。


交換用のゴム紐を購入。
Amazonで幅25mm、長さ1.6mで430円。

どんなのが届くか不安でしたが、厚みもありしっかりしています。
光にかざしても問題ありません。


適当にカットして、ミシンで適当に縫い付ければ完成です。



長さ調節用のベルクロは元のゴム紐についていたものを外して移植しました。
ミシン糸がODのものしかなく、しかも酒飲みながら縫ったので線がヨレヨレですね。
でもしっかり固定されているのでヨシ!


ついでにZ-TACのクソデカ刻印も削ってみました。もう少し丁寧に削り込まないといけませんね。


ベースボールキャップも似合うんですよね。
ゴムを替えたらしっかり固定されるようになり、着けるのが楽しくなりました。

問題はそもそも最近サバゲーで特小無線を使わないという点なんですが(致命的)
なんとか使う機会を作って、またBowman着けて遊びたいですね。  

Posted by すけべプラモ at 17:09Comments(0)軍装品レビュー

2023年08月27日

A&KのMASADA(ACR)はすぐぶっ壊れる


ずっと放置していたA&Kの電動MASADAにようやく手を付けました。

中古を購入して以来、一度も実戦投入していないのに色んなところが壊れます。
特に致命的なのがチャンバーとノズルで、これらが全てスケスケの透明プラで出来ているためにすぐ割れて壊れてしまいます。
チャンバーは上下分割型ですが、インナーバレルにくっつく上部・給弾パイプでBB弾を吸い出す下部の両方が割れてしまいました。
ノズルはタペットプレートと噛み合う部分が割れて動かなくなってしまいました。

という事で直します。

<上部チャンバー>
WII TECHのアルミ製を運よく購入していたのでそのまま使用・・・しようと思ったけどHOPレバーがガバガバで効きが悪かったので、1mmプラ板を挟んで無理やりHOPが効くようにしました。
とりあえず飛ぶけどゼロHOPにはできないので、削り込むなど要改善。
※追記:HOP効きすぎになってしまったので、挟んだプラ板を楔形状に削って修正しました。

<下部チャンバー>
単体では売ってません。めちゃくちゃ壊れやすいと思うんだけど・・・。
仕方なく3Dプリントで自作します。

現物から採寸する。
スケスケの純正品は、給弾パイプが完全に欠損し、本体に固定するネジ穴周りにヒビが入っているのが分かります。


単純な形なのですぐできました。BB弾をノズル前まで持って来るだけなので精度も適当。


印刷したものを組み込んだところ。


裏から見たところ。
円形に見えるのが給弾パイプ部分ですが、マガジンを抜き差ししてたらBB弾ストッパーのバネに負けて壊れてしまいました。流石に光硬化レジンでは強度不足だったようです。


パイプ部分の穴を拡げて、余っていたインナーバレルの切れ端を突っ込んで、プラリペアを流し込み固定。
今度はアルミ製なので余程大丈夫でしょう。

<ノズル>
異様に長く、約34.7mmもあるので他機種の流用が効きません。
※追記:A&KのM60のノズルが使えるそうです
次世代M4用の中華製ノズルをカットして使・・・おうとしたらミスって1mm短くしてしまいました(バカ)
もう一度切るのも面倒なのでWII TECHの金属製ノズルを購入。ちなみにこれが1800円もします。高いよ!
組み込・・・もうとしたら入らない。
何で??と思って調べたらシリンダーヘッドのパイプ径がマルイ規格より僅かに太いらしいです。


左がマルイ規格の中華製、右がA&K MASADA純正のもの。並べてもほぼ同じ径に見えますが、コンマ数ミリ太いらしくマルイ規格のノズルが入りません。

WII TECHのノズルもマルイ規格という事なので、左の中華シリンダーヘッドに交換して、無事装着。


ここまでくるとタペットプレートも信用ならないので、A&K純正新品を購入してついでに交換しておきました。
ちなみにシリンダーは穴無しのフル容量のものが入っていたので、適当な加速シリンダーに変えています。

完成したとこで、初速を測ると0.2gBB弾で70~75m/s・・・。
かなりイマイチ・・・初速にばらつきがあるのでどこかでエア漏れしてるのかもしれません。
MASADAは分解も滅茶苦茶面倒で、もうやる気が出ないのでいったんこれで終わりにします。
HOPパッキン周りのエア漏れなら直しやすくて有難いんだけどなあ。
ただ、心配していた給弾は良好だったので安心しました。
※追記:WII TECH製のアルミ製上部チャンバーの内径が狭くてHOPパッキンが歪んでいたので、リューターでチャンバー内側を削ったら初速82m/sで安定しました。加速シリンダーを変えればもう少し初速は上がりそうです。  

Posted by すけべプラモ at 14:07Comments(0)トイガンA&K MASADA

2023年08月19日

余り部品で自分好みのM4を組む

M4(というかAR15)系のトイガン用カスタムパーツは市場に溢れていまして、
この趣味を長くやっていると、余った部品で1丁組めたりすることも珍しくありません。

ということで我が家の部品をかき集めて、好きを集めたM4を一丁組んでみました。


バレルはG&P M733初期型のもの。細バレル+11.5インチ長が自分の性癖にドストライク。
ハンドガードはガイズリーのSMR(中華レプ)。7インチ長のものにして、フロントサイトポストを使えるようにしているのがミソです。
ストックは今風のB5ストック。

アッパーはマルイスタンダードM4の樹脂製のもの。耳が折れていて捨てようと思ってましたが、M4アッパーが他になかったのでプラリペアで修理し再利用しました。SDGsですね。

こんな感じで、真鍮線とプラ板を芯にして盛り付けています。

ロアーは同じく樹脂製で、マルイM733のもの。M16A2刻印がかっこいい。
アッパーとロアーで色味が異なりますが、これはこれでいいかもと思いそのままにしています。

サイトは、マルイのNEWプロサイト+G&PのWILCOXマウントの組み合わせ。プラ製で今一つ評判の良くないマルイNEWプロサイトですが、マウントを変えると雰囲気が変わって良いです。


フリーフロートのハンドガード+フロントサイトポストの組み合わせがお気に入りです。
ハンドガードを長めにして折畳式のバックアップサイトを載せるのが一般的だと思いますが、フロントサイトポストがあると官給感が出ていいんですよね。
KACのFF RASや、ダニエルディフェンスのRIS2 FSPに通じるところがあるかも。

とりあえず組んではみたものの、メカボックスが前方配線のままなので、バッテリーをPEQに入れないといけないのが問題です。ここは後方配線に改造したいところ。  

Posted by すけべプラモ at 11:20Comments(0)トイガン余り物AR15